Vol.26 雨の日のランニング
2017/11/02
これから寒くなってくる時期、雨だと走るのはお休み、という方もいると思いますが、雨の日でも大会は行われるのがマラソンです。そこで今回は、雨の中でも走るメリットや快適に走れるポイントをお伝えできればと思います。
<雨の中で走るメリット>
○涼しくなって走りやすい(夏の場合)
⇒梅雨頃~10月前半にかけては、そもそも気温が高く長距離を走るには難しい時期。そんな時期も雨が降れば、気温が下がり、また雨が身体を冷やしてくれるので走りやすくなります。
○呼吸がしやすい
⇒人の肺は乾燥しているときより、湿度が高い場合の方が機能を発揮できるため、呼吸がしやすく感じます。
○ランニングコースを快適に走れる
⇒皇居や代々木公園、駒沢公園など都内のランニングコースは人が多くて走りにくい場合もありますが、雨の日は散歩する公園利用者やランナーも減り、道を広々と使うことができます。
<快適に走るための雨対策>
とはいえ、濡れて風邪を引きやすいなど、デメリットがあることも事実です。次に示す雨対策を行っていただければと思います。
○帽子(キャップ)を被る
⇒頭が冷えるのを防止するとともに、視界が狭くなるのを防ぎます。(ジャケットのフードを被るのは視界が狭くなるため避けましょう)
○厚着する
⇒体幹を冷やさないよう、ジャケットを着るなど厚着します。はっ水素材のジャケットもあるので、興味があれば検討しましょう。 またランニングポンチョであれば数百円で購入できます。
○走りやすいコースを選ぶ
⇒足元が滑りやすく、また水たまりができている場合もありますので、可能なら公園内の舗装路などを走りましょう。歩道のない道路では自動車からの水はねや歩行者の傘を避けるなど落ち着きません。陸上競技場が近くにあれば、シューズも汚れずクッションもあって走りやすいのでオススメです。
○室内を走るという選択肢も
⇒トレッドミルを使えば、天候に関係なく走ることが可能です。ただし、マシンの上を走るトレッドミルはやはり地面を走る場合と勝手が違います。雨でも走りたい場合など、あくまで補助的な形で取り入れてほしいと思います。
また、港区スポーツセンターなど、屋内にランニングコースがある施設もあるようです。1周の距離が短いのが難点ですが、雨の日に外を走りたくない&トレッドミルが苦手、という方にオススメです。
<雨の日の練習メニュー>
雨の日は身体が冷えやすく、路面も滑りやすいため、注意が必要です。基本的にゆっくり走りだし、身体が温まってきてからスピードを上げるようにしましょう。
ポイント練習を行う場合は、十分にウォーミングアップを行うことが基本です。メニューについては、インターバルは身体の冷えもあって質が上がらない&故障のリスクも高くなるため、ペース走やビルドアップ走がオススメです。